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アンテナを建てる場所が本当にないのか?

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楽天の通信事業への新規参入に対して アンテナ基地局を建てる場所がないというのは本当だろうか? 確かに、東京都心では無いように思えますが、 現行の技術を知っていれば、 それほど難しいことではないんです。 基地局を密集した所に建てられないと思う方が多いと思いますが、 現状でも地下鉄など3キャリア合同で基地局を設置しています。 そして、アンテナ基地局なんて、何処にでも設置可能なんです。 電信柱の上に http://www.remotekid.com/?cat=8&paged=7 2011年7年も前のスウェーデンの信号一体型 最近だとHuaweiの看板一体型なども これだけ知っていれば、「アンテナ基地局を建てる場所が無い」というのは間違いとしか言えません。 新規参入の話が出ると必ず、 基地局を建てる場所がない。 と持ち上がりますが、PHSにしろUQにしろ問題なくクリアしているのです。 (イー・アクセスに関しては、母体が弱かったために、広告費などに費用が取られ、設備設置が弱かったのです。) そして、ビルなどで死角の多い都心では、むしろ小さな基地局を複数設置する方が効率がいいんです。 事項では 5Gは本当に必要か?を検証したいと思います。

6000億円の投資は回収できるのか?

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この頁では 6000億円の設備投資を支払う価値があるかどうか?を検証したいと思います。 皆さんご存知だと思いますが、 先日もキャリアの料金が高いと 菅官房長官が「4割下げる余地がある」 と言いたくなるくらい利益を出しているんです。 どれくらい出しているかと言うと、これくらいです。 6000億円なんてソフトバンクの1年分の利益に及ばないのです。 ですので軌道にさえ乗せてしまえば、簡単に回収できてしまう額なんです。 そして今後は、自動車やドローンによる自動運転に通信インフラは必須の成長事業なんです。 因みに自動車は現在8000万台程ですが、この内10%シェアを月たった1000円の契約で取れれば 800万台×1000円×12ヶ月で 960億円の増収になります。 今後スマホ等以外でも、これだけの増収を見込めるのです。 楽天が通信事業に乗り出したい理由が理解できたでしょうか? 事項では、 「基地局の設置場所がない」を検証したいと思います。

イー・アクセスが退場した理由

この項では イー・アクセス(モバイル)が退場した理由を書いていきます。 イー・アクセスですが、 こちらもPC向けのデータ定額等、かなり尖った会社でした。 それもそのはず、 マニアの中ではレジェンドに近い 千本倖生が作った会社です。 千本倖生さんを軽く説明 京セラ社長稲森和夫と第二電電を起業。 第二電電といえば今のauです。au立ち上げもこの方の仕事。 そして前項で書きましたが、DDIポケット後のウィルコムもこの人の仕事です。 凄い。 たかが、いちプロバイダが、通信事業参入の資金を確保できたのも、この人だからです。 出資はゴールドマン・サックスから受けています。 このゴールドマン・サックスがキモになります。 イー・モバイルは順調に基地局やユーザーを増やして行きますが、 700mhz 割当によりさらなる設備投資が必要に、 そして、その頃やはりスタートアップ企業詰めが甘く、景品表示法違反の疑いも囁かれるように(後日処置命令出ます) このような状態ですのですので、 ゴールドマン・サックスから圧力がかかり 1株6万円を提示したが 「買収までに本格的な資産評価をしたい」 という時間もかかり、値下げもするかもしれないKDDIよりも、 1株5200円と少ない額を提示しましたが、 決断の早い孫正義に軍配が上がることになりました。 4番目のキャリアは失敗すると言うことに疑問視が出てきますね。 事項では、6000億円の投資を回収できるのか?を検証したいと思います。

ウィルコムは何故黒字倒産したのか?

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4番目のキャリアは失敗するのか? この項では ウィルコムが失敗した理由を書いていきます。 ウィルコムは皆さんもご存知だと思いますが、PHSで通信しています。 このPHSですが、規格上の問題で参入当初、エリアが狭い、車などでの移動中途切れる。などから低品質だから安い。PHSなんてダサい。070なんてカッコ悪い。 とイメージがついてしまいました。 これを打破するために、江口洋介とトータス松本を起用しましたが、 一部のマニアにしか受け入れられず、ソフトバンクなどの通話定額や、イー・アクセスの参入等によりシェアを伸ばせず400万回程度。 他社に対抗するために次世代規格 XGPに対応する必要がありましたが、この設備投資費が工面できず、 黒 字倒産というも悲しい結果となりました。 ユーザー数確保に関しては、ユーザー数、7000万人と言う楽天に優位性があります。 事項ではイー・アクセスが退場した理由を書いていきます。

UQの初期投資1500億円という真実

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楽天が言う 「かつて、イー・アクセスやUQコミュニケーションズの設備投資額は4000〜5000億円だった」 これを検証したいと思います。 まずはUQコミュニケーションズから http://ascii.jp/elem/000/000/114/114084/ 基地局の拡大に際しては、トータルで投資で1500億円程度の資金が必要 だったそうです。 楽天の4分の1の資金ですね。 (正確には移行費約1000億円ありますが) そして2年半程度で人口カバー率90%達成。 https://www.uqwimax.jp/annai/news_release/201207021.html 次に イーモバイル 古い資料なのでなかなか良いのがなかったのですが、 申請時、3000億円程度の見込みで計画を建てています。 そしてイーモバイルが、 ソフトバンクに買収された金額も1800億円プラス負債1800億円程度ですので、トータル3600億円からもこの程度の額だと想定されます。 イーモバイルは3Gから4Gへの技術的過渡期であり余分に資金を必要としていました。 楽天は技術的に出来上がっていて、廉価にできる4Gで展開するそうですので、イーモバイルに対して大きな優位性があります。 以上2社の事例から 楽天の参入し対しての、1番の懸念 6000億円の投資額ではたりない。 という考えは間違いだと言えます。 事項では、4番目のキャリアは失敗するのか?ウィルコムとイーアクセスが失敗した理由を検証していきます。

楽天の通信事業参入は本当に失敗するのだろうか?楽天6000億円、UQ1500億円という真実

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楽天が通信事業者に参入することになり、 その件で色々批判が集まっていますが、 その批判が正当化どうか?多角度から検証してみたいと思います。 UQとイー・アクセスの初期投資はいくらだったか? ウィルコムが何故黒字倒産したのか? イー・アクセスが退場した理由 6000億円の設備投資費は回収できるのか? アンテナ基地局を建てる場所がないのは本当か? 本当に5Gは必要なのか? 一番疑問視されているのは、2025年までの設備投資費6000億円です。 これってdocomoやauの約1年分の設備投資費です。これでは皆さん資金が全く足りないと思いますよね。 ですので楽天の株価は 一時期1200円から700円と40%程度の下落をしていました。 当然の結果だと思いますよね。 ですが、 ソフトバンクと比べるとどうでしょ? ソフトバンクは実は3200億円程度しか使っていないのです。 でも、それでも年間投資費の半分しかなりません。 ほとんどの方がここで考えを停止してしまうのです。 そこで楽天が当初から言っていた 「かつて、イー・アクセスやUQコミュニケーションズの設備投資額は4000〜5000億円だった」 この発言は上記の思考停止した人達により黙殺されてしまいましたが、本当はどうなのか? 次項で検証したいと思います。 UQとイー・アクセスの初期投資はいくらだったか?